『小野川温泉の過ごし方』
山形県米沢市には個性派ぞろいの名湯・秘湯が八つあり「米沢八湯」と呼ばれています。
そのうちのひとつ、1200年の歴史をもつ「小野川温泉」は小野小町ゆかりの美肌の湯として知られ
米沢八湯の中では一番多い14件の旅館があります。温泉街の見どころは30分〜1時間でまわれて散歩にぴったり。
亀屋万年閣若女将が勧める小野川温泉のポイントをご紹介します。
亀屋万年閣の目の前には、共同浴場「尼湯」。
建物の後ろには湯の神様「薬師堂」へ続く細い路が隠れています。
温泉街には数カ所に飲泉所の他、「滝の清水」という美人・長命・健康になれる湧き水もあります。
小野川温泉名物の「ラジウム卵」作り体験もできます。いわせ商店さんで卵を購入、籠を貸してもらい
お湯につけて待つこと約12分で完成。10日ほど日持ちするため、お土産にもぴったり。
温泉卵を待っている間に、近くのお土産物屋さんで玉こんにゃく・煮卵を食べるのもおすすめ。
玉こんにゃく100円、煮卵50円とお財布に優しく、味が染み込んでいます。
温泉街には食堂、居酒屋、カフェがあり、米沢ラーメンも食べられます。
明治からの歴史をもつ老舗豆腐店「佐藤とうふ屋」さんもおすすめ。高畠産の秘伝大豆を使い、昔ながらの作り方で
作られる豆腐は、亀屋万年閣の朝ごはんでも使っています。甘さ控え目のヘルシーな豆乳ソフトも人気。
佐藤とうふ屋さんの横の路地を進むと「豆腐地蔵」様があります。
安産・子育ての神様で、豆腐をお供えすると子供の夜泣きにご利益が有るそうです。
温泉街から鬼面川(おものがわ)を渡った先にある甲子大黒天。高台からの景色をご覧ください。
小野川温泉「田んぼアート」展望台までは温泉街から徒歩5分ほど。
種類の違う稲で作られた絵が田んぼに浮かび上がります。見頃は6月頃〜9月頃
温泉街から1キロの場所にある、よねざわ昆虫館。入館料無料で、多数の昆虫標本を見ることができます。
ホタルの里、小野川温泉では6月中旬頃からホタルが飛びはじめます。
毎年6月下旬から7月下旬まで「小野川温泉ほたる祭り」が開催され、各種イベントが行われる他
「ほたる茶屋」でビールや玉こんにゃくなどを楽しむことができます。
美味しい物と自然がたくさん。静かで、のんびりできる素朴な温泉街に遊びにきてください。